斉藤佳彦兵庫県知事のパワハラ問題で、兵庫県議会から不信任決議を受け、失職・辞職かの判断が迫られています。
兵庫県知事の斉藤知事が失職し、出直し知事選に立候補を表明しました。
以前、橋下徹元大阪府知事が兵庫県知事の「功績も伝えるべきだ」と話したことがニュースになっていました。
今回は、兵庫県知事の功績にスポットをあててみました。
兵庫県知事の功績まとめ
兵庫県知事の功績まとめ
兵庫県知事のパワハラ・おねだり問題が注目を集めていますが
斉藤元彦知事がどのような功績をあげてきたのか、まとめてみました。
・県の貯金が30年ぶりに100億をこえる
・私立高校の授業料無償化
・県立大学の無償化
・斉藤知事の退職手当と給料を減額
・兵庫県新庁舎予算を大幅削減
・全国初!不妊治療の先進医療費の助成
橋下徹元大阪府知事が「功績も伝えるべきだ」と話していましたが、具体的な功績を一覧でまとめてみると地域住民の生活向上に寄与していることがわかります。
ひとつずつ、兵庫県知事の功績を見ていきましょう。
兵庫県知事の功績!県の財政基金が100億をこえる
県の貯金が30年ぶりに100億をこえる!
出典元:https://x.com/motohikosaitoh
斎藤兵庫県知事の公約のひとつに、
32億円の財政調整基金(県の貯金)を100億円まで増やす
というものがありました。
グラフで見るとH16~H25までは、県の貯金が3桁止まりとなっています。
この公約が達成すればなんと!約30年ぶりに100億円を上回ることとなります。
2023年8月1日に
2023年度、127億円程度に達する見込みと発表
この公約の見込み発表の同年に、130億越えを見事達成しています。
この時、斉藤知事のツイートには
県の貯金(財調基金)が約130億円と、目標の100億円超えます。
約30年ぶり。
県財政改革の一定の結果が出ました。
危機管理対応で機動的な予算措置が可能に。今後、“人口減少・少子化対策”が重要です。
特に、これから結婚や出産など将来の生活設計をする『若者・Z世代』への支援政策を講じていきます。
引用元:X
県の貯金(財調基金)を、兵庫県知事就任から約3年で100億まで増やしています。
23年度末時点で、約30年ぶりに100億円を超え達成!
斉藤知事は、県財政改革での功績を残しました。
兵庫県知事の功績!若い世代への支援
私立高校の授業料無償化!
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
兵庫県知事の功績として、
兵庫県内または近隣府県の全日制私立高校に在学の場合に
兵庫県は独自に「授業料軽減補助」を行っています。
具体的には
年収590万円未満の世帯では、私立高校授業料は実質無償化!
もう少し詳しく説明すると
授業料が44万以下の場合には「実質無償」となります。
さらに、年収590万以上の世帯には以下の授業料が補助されます。
年収目安590万円~730万円未満の世帯には12万円(年額)
年収目安730万円~910万円未満の世帯には6万円(年額)
県立大学の無償化!
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
兵庫県知事の功績として、大学の授業料無償という
一歩踏み込んだ政策に着手しています。
兵庫県は、県立大学と県立芸術文化観光専門職大学の入学金と授業料を、
2026年度までに完全無償化する計画。
2024年度は、授業料について、
学部の4年生と
大学院博士課程の前期2年生
後期3年生を無償化
その後、段階的にほかの学年にも拡充するとしています。
また、入学金に関しては、
学部は2026年度から
大学院は2025年度から無償化
順次無償化をしていく計画のようです。
県立大学の無償化は、斎藤兵庫県知事が高校生や大学生など、
これから社会に出ていく世代への支援に力を入れる!としていたうちのひとつです。
兵庫県知事の功績!知事の退職手当や給与の大幅カット
退職手当を5割・給料と期末手当を3割削減!
斎藤兵庫県知事は知事選の公約に、自身の退職手当や給与の大幅カットを掲げていました。
大幅カットの内容は、
斎藤元彦兵庫県知事の退職手当を5割
給料と期末手当を3割削減する
というものでした。
この条例案を2021年10月、全会一致で可決しています!
さらに、斎藤知事の任期に限り、副知事の報酬も削減することに。
兵庫県では、1期4年間務めれば知事の退職手当が約4000万円支給されることとなっています。
この退職手当を
約4050万円 ➡ 約2千万円に減額
約半額、大幅カットしました!
それから、手当などを除いた給料については
月額134万円 ➡ 93万8千円
給料を3割削減しています。
自身の身を切るこの退職金・給与の大幅カットは、
なかなか実践する方がいない功績です。
東京都の小池知事も身を切る改革掲げ、就任直後に給与を半減していますが
1期目の退職金の約3500万円を満額受け取っています。
斎藤兵庫県知事は、知事選の公約である退職手当や給与の大幅カットを実践しています。
兵庫県知事の功績!兵庫県新庁舎1000億円→130億円に
出典元:https://ja.wikipedia.org/
兵庫県新庁舎1000億円→130億円に大幅削減
井戸敏三前知事時代に計画された新庁舎の建設では、
資材高騰などにより約1千億円もの事業費が見込まれるとして問題視されていた。
この巨額な予算が投じられることを阻止するべく
斎藤元彦知事が就任後、計画の撤回を表明していた。
2023年9月
県庁舎の再編に伴う事業費について、約130億円と大幅の減額したことを公表。
当初計画の約1千億円 ➡ 約130億円に大幅削減
この巨額な費用を削減できたことは、斉藤兵庫県知事の大きな功績といえます。
兵庫県知事の功績!全国初となる不妊治療の助成
全国初!不妊治療の先進医療費の助成
> 兵庫県の斎藤元彦知事は24日、2024年度から不妊治療支援策を拡充し、保険適用外の先進医療について回数制限なしで1回3万円を助成する制度や、通院交通費の助成制度を4月から始める方針を発表した。
— 岩谷しげなり【神戸市会議員(兵庫区選出)日本維新の会/弁護士】 (@Shige_Iwatani) September 19, 2024
兵庫県が全国初の制定へ 先進医療費、回数制限なく1回3万円助成https://t.co/p7IQKwf7ga
兵庫県の斎藤元彦知事は24日
2024年度から不妊治療支援策を拡充し、
保険適用外の先進医療について
回数制限なしで1回3万円を助成する制度や、
通院交通費の助成制度を4月から始める方針を発表した。
兵庫県が全国初の制定へ
先進医療費、回数制限なく1回3万円助成
2024年1月に
不妊治療に関する支援をする条例を制定しています。
この不妊治療助成の対象者は、
・先進医療実施時点で法律上の婚姻をしている夫婦または事実婚関係にある夫婦
・先進医療を実施した時の妻の年齢が43歳未満
・申請時に夫婦のどちらかが兵庫県内に住所がある
・県内医療機関で先進医療を受けている
このように対象となる夫婦は、43歳未満で兵庫在住の夫婦(事実婚)が県内医療機関で先進医療を受けていることとなっています。
不妊治療にかかる先進医療による治療費や
通院交通費を回数制限なしで助成
不妊治療の先進医療費はかなり高額になるため
この助成は、これからの子育て世代にとって
ありがたいものとなることでしょう。
兵庫県知事の功績をまとめてみました。