斉藤元彦兵庫県知事が、兵庫県議会から不信任決議を受け、失職・辞職かの判断が迫られています。
そんな中、功績にも目をむけるべきだとの声があがっています。
斉藤知事の公約は173あると言われていますが、その公約は削除され誰も確認できない状態です。
今回は、斉藤知事の公約内容と進捗状況をお伝えしていきます。
斉藤知事の公約の進捗内容一覧!着手済みの公約
万博に向けたフィールドパビリオンの展開
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
ひょうごフィールドパビリオンとは
国内外の多くの方が訪れる2025年大阪・関西万博。
これを機に、兵庫 県では、県全体をパビリオンに見立て、発信する「ひょうごフィール ドパビリオン」を展開します。
SDGsを体現する活動の現場そのもの (フィールド)を、地域の皆さん自らが発信し、 実際に県内地を訪れ、見て学び、 体験していただくプログラムです。
引用元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
2024年6月21日、SDGs体験型地域プログラムの第6次認定があり、現在進められている公約です。
ひょうごフィールドパビリオンのアンバサダーに3名が選定
- 神戸北野ホテル総料理長 山口 浩
- 播州織作家 玉木 新雌
- 但馬牛博物館 野田 昌伸
2025年大阪・関西万博を機に「ひょうごフィール ドパビリオン」を展開
水素社会を先導する取り組みの推進
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
地球温暖化やエネルギー構造の多様化が課題となる中、太陽光発電等の再生可能エネルギーや水素・燃料アンモニア、合成メタン等の次世代エネルギーの利活用が進んだ脱炭素社会を先導的に実現するため、知事を本部長とする「ひょうご水素・脱炭素社会推進本部」を設置し、県庁一体となって取組を推進していきます。
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
エネルギー問題が深刻化するなか、新たなエネルギーとして「水素」を活用していく取り組みです。
知事を本部長とする「ひょうご水素・脱炭素社会推進本部」を設置し取組を推進
地方に滞在して仕事をするワーケーション知事室
この「ワーケーション知事室」は斉藤知事が知事選の公約に掲げていた政策で、
県内各地に出向いて仕事をすることで、地域の声を現地で斉藤知事自らが聞く。
地域課題をすくい上げることが目的の公約です。
新型コロナに備えた保健所の体制強化
出典元:https://www.homemate-research-health-center.com/
保健所の体制強化は多岐にわたります。
ひとつが、斉藤知事が伊丹健康福祉事務所 (保健所)を視察。
医療機関が保健所に感染判明を報告する「発生届」がペーパーレス化される業務を見た際に、データを県庁に送ってしまえば作業が減らせることに気づき
2週間後には県庁内に「保健所業務支援室」 を設置
1週間あたり約200人の職員が、 発生届のデータ入力、就業制限 通知書や解除通知書の作成という事務作業に当たっていた。
「保健所業務支援室」 を設置したことにより保健所の作業軽減、保健所の体制強化にもつながった。
2週間後に「保健所業務支援室」 を設置するのは、かなり迅速な対応ではないでしょうか。
不妊治療に関する啓発や支援の強化
出典元:https://wakamono-zsedai.pref.hyogo.lg.jp/
不妊治療にかかる先進医療による治療費や
通院交通費を回数制限なしで助成
回数制限なしで助成は全国初。
不妊治療は、経済的な負担、仕事との両立、精神的な負担などハードルが高い治療でしたが、不妊治療の強化により子どもを産みたいと思っているご夫婦の支えになる公約ですね。
相談窓口開設などヤングケアラー支援
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
18歳未満の「ヤングケアラー」と18歳以上30歳台前半までの「若者ケアラー」を支援対象として、ヤングケアラー等の早期発見、悩み相談・福祉サービスへのつなぎ等の支援体制の整備等に取り組むこと
引用元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
実際の取り組みは
- 若者ケアラーの方を対象に、無料でお弁当を届ける
- 兵庫県ヤングケアラー・若者ケアラー相談窓口を開設
- ヤングケアラー・若者ケアラー支援グループ活動推進事業補助金
ケアを担う子ども・若者たちが
“取り残されることがない社会の実現”を目指して
知事が公約していた取り組みです。
障害者が旅行しやすい県にするための条例制定
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
「ユニバーサルツーリズム」とは
「すべての人が楽しめるよう創られた旅行であり、高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行」を目指すこと。
全国初となるUT推進に特化した条例
「高齢者、障害者等が円滑に旅行することができる環境の整備に関する条例」
(通称:ユニバーサルツーリズム推進条例)を制定し、今年4月1日に施行しました。
引用元:https://kaigo.homes.co.jp/
斉藤兵庫県知事が掲げた公約のひとつ「障害者が日本一旅行しやすい県をめざす」
「高齢者、障害者等が円滑に旅行することができる環境の整備に関する条例」を施行しました。
スマホ普及などに伴う子どもの近視対策
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/
「子どものスマホ適切な利用推進プロジェクトチーム」を設置
医療関係のアドバイザーの方々から
専門的なご意見をいただきながら
スマートフォンやインターネットなどの使いすぎが
子どもの健康に与える影響やその防止対策について検討
子どもの健康に配慮した適切なスマートフォン等の利用に関するガイドラインを作成した
若手職員の幹部への登用
出典元:https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/
2024年3月27日
「令和6年度組織改正・人事異動の概要」
「政策コーディネーターの設置」「若者・Z世代応援担当理事」、「若者・Z世代応援推進本部」を新設
令和6年4月16日
「新任幹部職員紹介及び行政組織の改正について」
幹部職員名簿には、総務常任委員会56名(新)となっており、新しく所属していることがわかりました。
若手職員の幹部への登用がどのくらい進んでいるのか数字で見ることはできませんでしたが、新しい「政策コーディネーターの設置」などの取り組みがみられました。
斉藤知事の公約の進捗内容一覧!検討中の公約
県立高校体育館への冷房設置
県立学校に令和5~10年度で300億円投資し環境整備をします。
— 兵庫県知事 さいとう元彦 (@motohikosaitoH) January 6, 2023
トイレや体育館の改修や冷暖房設置、グラウンドの芝生化など生徒や現場からの声は強い。しかし、兵庫の県立高校への一校当たり予算(R2)は全国46位と十分ではない状況。
“生徒ファースト”の視点で教育への投資を充実させてまいります。
選択教室や体育館の空調整備、発展的統合に伴う整備など、施設の環境改善を集中的に実施します。
県立高校体育館への冷房設置の予算が組まれています。
順次、実施が進んでいくものと思います。
斉藤知事の公約の進捗内容一覧!未達成の公約
「女性副知事の登用」と「30人学級」
兵庫県の斎藤知事は公約173項目のうち171項目を達成、着手できたそうだ(達成率は98.8%) 女性副知事の登用と30人学級の実現が未達成。これはこれですごい。
— いまもとしげき (@imamotoshigeki) September 13, 2024
斎藤知事 就任3年、公約達成98% “パワハラ疑惑の渦中”辞任否定(ラジトピ ラジオ関西トピックス)#Yahooニュースhttps://t.co/g1QSN1EYPz
公約していた「女性副知事の登用」と「30人学級」のみが実現・着手できていないとしています。
斉藤知事の公約内容と進捗状況をお伝えしてきました。
173の公約は削除されていて真相を確かめることができませんでしたが、公約に掲げていた政策に着手し実践していることがわかりました。